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ご質問などございましたら、メールにて、お気軽にどうぞ。 



手で見ること ケ・ブランリーミュージアムの活動から


視覚障害者のための触図や触察本、あるいは美術館へのアクセス問題を取り上げながら、2006年から始まった「手で見る」講演会は今年で7回目をむかえます。今年の講師デルフィーヌ・アルメルさんのお話は、視覚障害者の民族美術品へのアクセシビリティーから徒刑囚の文化的享受など、広範囲に及ぶものです。
主催:NPO法人視覚障害者芸術活動推進委員会 
協力:こどもの城造形課

『手で見ること ケ・ブランリーミュジアムの活動から』
講師:デルフィーヌ・アルメル(Delphine Harmel)
日時:2012年8月4日(土) 午後6時30分〜8時
会場:こどもの城11階会議室
料金:2,000円 要予約
お申し込みはギャラリーTOMまで お電話(03-3467-8102)
もしくはメールにてお問い合わせください。

 

2009年11月〜4日 山縣百合子 織展 ギャラリーТОМにて

この春の国展に美しい作品を残して山縣さんは旅立ってしまった。その作品は最後の力を注いだお別れのメッセージだったのだ。
山縣さんは織りの仕事を心から楽

しんだのだという気がする。彼女のメッセージはここで終わっているとは思えない。山縣さんの生き生きした面影が私達の間にはっきりと残っているのだから。

柚木沙弥郎さんのメッセージより抜粋

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2009年8月1日 もうひとつの視線-ルーヴル美術館の実践活動から

毎年開催している、視覚障害者への芸術普及活動の研究者の講演ですが、本年は、ルーヴル美術館視覚障害者美術教育主任 シリル・グィエット氏をお招きします。

お申し込みは、ギャラリーТОМへ 03-3467-8102

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2009年10月、柚木沙弥郎展をパリにたずねる旅

昨年、パリのギャラリーにて開催され、ギャラリー開設以来の入場者だった柚木沙弥郎展が、本年も同じギャラリーで開催されます。昨年は、パリの展覧会開催前に柚木さんが体調をくずされ、思うように新作ができなかったようですが、本年はたくさんの新作に取り掛かかられていてさらに充実したものになりそうです。

展覧会と併せて、本年もツアーを企画いたしました。期間は、10月1日から10月6日までです。
                                  詳細は⇒

ギャラリーТОМのスペース、ご活用ください

ギャラリーТОМでは、年間4回〜5回の企画展をおこなっておりますが、その他の期間を、皆さまにご活用いただきたいと思っております。
また、ショップスペースとして展開している、南青山のジェムアートもお貸しすることができます。
                                  詳細は⇒

パリにて、柚木沙弥郎個展

柚木沙弥郎の個展が、パリで開催されています。

 詳細は⇒

柚木沙弥郎展と 「柳宗悦のエスプリ」展をパリに訪ねる旅

ヨーロッパの芸術家に大きな影響を与えた柳宗悦。今般、その展覧会がケー・ブランリー美術館で行われます。そして、同時期にギャラリー・ヨーロッパでは柚木沙弥郎展覧会が開催されます。この機会に、ぜひ皆さまにもご参加いただきたく、ここにご案内いたします。

 詳細は⇒

柚木沙弥郎 パリで展覧会開催

ギャラリーТОМで毎年、新作による心躍るような楽しい作品を発表している柚木沙弥郎。本年(2008年)9月には、パリの“GALERIE DE L'EUROPE”で展覧会が開催されます。

Yunoki Samiro

LES DOMAINES FLOTTANTS

 詳細は⇒

掛井五郎の最新版画集『夜の絵』

村山亜土の童話『夜の絵』の文章に触発されて、掛井五郎が制作した最新の銅版画文集が完成しました。

『夜の絵』は、いつまでも完成しない絵を夜毎に描き続ける絵描きの物語。掛井五郎の銅版画により静謐で美しい世界に昇華された会心作になっています。

○オリジナル銅版画15点(各19.8p×15.0p)
♯カラー銅版・モノクロ銅版
○限定15部 定価45万円

制作:白井版画工房
販売:ギャラリーТОМ
発行:2007年3月
著者:村山亜土、掛井五郎

 詳細は⇒

柳宗理ディレクション出西窯シリーズ


柳宗理氏と多々納弘光氏

2007年最初の展覧会は、「柳宗理と出西窯 黒土瓶の仕事をめぐって」。1月10日のオープニングには、今年で92歳になる柳宗理氏と、出西窯の創設者の一人・多々納弘光氏が来られました。

柳宗理氏と出西窯の親交は、昭和36年に逝去された父・柳宗悦氏の骨壷の製作を依頼するため訪れたことが始まり。 これ以降、お互いが意見の交換をし、緑焼締角皿・丸皿などの器を世に出してきました。

それから40年の歳月が過ぎ、出西窯も創立メンバーがみな現業を退き、次の世代が中心となって、さらなる精進をつづけていますが、 若き工人たちと柳宗理との新たな出会いが始まり、「柳宗理ディレクション出西窯シリーズ」が誕生しました。

ТОМでは、この展覧会に際し、この「柳宗理ディレクション出西窯シリーズ」を展示販売しています。

アノニマス=無自性(無名性)を信条として、丹念に製作される「出西窯」の作品を、ぜひお手にとってごらんください。

東野芳明氏のオマージュ展

「反芸術」の提唱や、ポップアートの日本への紹介など、1950年代から1980年代にかけ、「日本の同時代美術」の活況に多大な貢献をしてきた東野芳明氏。

しかし、1990年に氏は、病に倒れてからは、僅かの知人や友人とのみ会見し、美術の世界とは次第に遠ざかることになり、その消息は外部にはほとんど漏れ伝わってくることはありませんでした。そして、病床についたまま16年の歳月を送り、昨年の11月19日に逝去されました。

ギャラリーТОМでは、美術界と疎遠のままに逝去した東野芳明氏の一周忌にあたり、親しく交遊のあったアーティストたちが東野芳明さんの生前や人柄を振り返り、オマージュを捧げる展覧会を、10月14日から開催します。

≪出品作家≫ 荒川修作、磯崎新、海老塚耕一、岡崎和郎、沖啓介、
大竹伸朗、柏木弘、久保田成子、塩見奈々、篠原有司男、須田基揮、シュウゾウ・アヅチ・ガリバー、菅木志雄、高見澤文雄、田窪恭治、田中信太郎、堂本右美、中西夏之、中村康平、野田哲也、野田裕示、萩原朔美、古田裕、三澤憲司、三宅一生、宮脇愛子、山口勝弘、
安田奈緒子、山本容子、横尾忠則、四谷シモン、吉澤美香、李禹煥、和田守弘

ブルーノ・ムナーリのアートとあそぼう

日本ではあまり知られていない、ブルーノ・ムナーリのワークショップと遊具を中心に、グラフィックワーク、プロダクト・デザイン、
絵本、オブジェなどを紹介した本ができました。

BRUNO MUNARI Giocare con l'Art
ブルーノ・ムナーリのアートとあそぼう

編著 岩崎清(ギャラリーТОМ副館長)
発行 日本ブルーノ・ムナーリ協会 2006年
協力 こどもの城 造形スタジオ 判型 20p×20p
総頁 フルカラー60ページ
定価 2100円(税込み)

この本は、現在「ブルーノ・ムナーリ展」を開催している米沢市立上杉博物館、こどもの城、そしてギャラリーТОМ以外では、入手できません。
品切れ中⇒こどもの城・造形事業部にまだ少しございます。造形事業部 TEL:03-3797-5662

「手で見る美術の本」、ホエール・コーベスト氏の講演

2006年7月8日より、「全国盲学校生徒作品展」と「手で見る美術の本」の展覧会を開催しています。⇒more

関連企画として、フランス国立科学産業博物館(ラ・ヴィレット)の主任研究員、ホエール・コーベスト氏によるレクチャーをおこないます。コーベスト氏は、自身も全盲で、ラ・ヴィレットで、どのようにしたら円滑に視覚障害者が鑑賞することができるかを研究している方です。

助成:笹川日仏財団
協賛:アート・バイ・ゼロックス

日程;7月29日(土) 午後6時30分〜8時30分
会場;こどもの城 3F 造形スタジオ
受講料;2,000円 定員50名

文化大革命時代のポスター展、唐亜明氏の講演。

5月19日におこなわれた、唐亜明さんの講演には、たくさんの方々がお越しになりました。「文化大革命は、中国人民が体験した初めての『自由』だった。でも、その自由により、多くの人々が被害を被ってしまった。」と語る唐さん。来場された方々は、いろいろな思いで、講演を聞かれました。

その後も、講演の依頼がありましたので、もう一度講演の機会を 、唐さんにとってもらうことにしました。

日時/6月30日(金)6:30〜 (会費/1,500円)

会場が狭いということもあり、なるべく事前に、電話あるいはeメールにて、ご予約ください。

ギャラリーТОМ&ユトレヒト 「アーティストの本箱」「版画との出逢い」

ジェム・アートでは、6月から7月にかけて、ギャラリーТОМとユトレヒトとの共同企画で2つのイベントをおこないます。

アーティストの本箱 6月3日〜6月25日
版画との出逢い  6月27日〜7月17日

「アーティストの本箱」では、ギャラリーТОМで、展覧会やレクチャーをお願いしているアーティストや研究者から寄贈していただいた本を、安価で販売します。

「版画との出逢い」は、マックス・アンリ・ドゥ・ラミナ、堀内正和、掛井五郎の版画作品を中心に展示販売します。

←写真は、マックス・アンリ・ドゥ・ラミナ氏が「ビュラン」(銅板に直に線刻する道具)を用いて制作した銅版画作品『その中の二人』。

掛井五郎の動物記で、保田春彦のお話と掛井芙美のヴァイオリン 

なにげなく手にした身の回りの素材が、たちまち異貌の人体や、深い森の生き物や、太古の海の魚たちへと姿を変えていく。旺盛な創造力から生み出され、次々と変貌していく掛井五郎さんの作品群。それらにはいつも、"生きとし生けるもの"への深い愛情が湛えられています。掛井さんの、生気あふれる「動物たち」を、ギャラリーТОМの空間いっぱいに展示する“掛井五郎の動物記”を、3月18日より開催します。

関連イベントとして、彫刻家・保田春彦さんのお話しと、掛井芙美さん(掛井五郎・夫人)のヴァイオリンコンサートを、3月19日午後4時から、おこないます。また、4月1日午後6時から、掛井五郎さん自身による、お話しの会も予定しています。(各1,500円、要予約)

たくさんの方々のご来場をお待ちしております。

堀内正和の“坐忘録” 

日本の抽象彫刻のパイオニアとして独創的な形態を生み出してきた堀内正和氏。ギャラリーТОМとはとても縁のある彫刻家で、ТОМで毎年開催している「ТОМ賞―全国盲学校生徒作品展」では、作品選考にあたられ、2001年に行われたТОМでの展覧会が生前最期の展覧会となりました。さらに、堀内氏の創作の原点のひとつが、氏が16歳のときに読んだ村山知義の著作「現在の芸術と未来の芸術」にあったそうです。

1990年に出版された堀内正和氏の著作“坐忘録”(美術出版社)によると、「僕にとって決定的な経典となったのは村山知義の『現在の芸術と未来の芸術』であった」と記されています。

現在ТОМで、堀内正和のペーパースカルプチュアの展覧会をおこなっていますが、同時に、現在絶版となっているこの本“坐忘録”の復刊希望者を募っています。300名の購入希望者が集まりましたら、美術出版社から復刊いたします。

ご希望の方は、ぜひともТОМへご連絡ください。

ギャラリーТОМのミュージアムショップとしてオープンした、ジェム・アート 

20年以上にわたって、「障害の有無を超えた美術との関わり」や、「芸術に多くの人々が近づく」ための試みを企画してまいりましたギャラリーТОМ。こんどは、「芸術」のほうから、歩み寄ってもらう試みとしてのミュージアム・ショップ を南青山のジェム・アートに、オープンいたしました。 彫刻家、染色家、陶芸家など、さまざまな分野で活動している、一流アーティストに、生活に身近で、小さなアート作品を特別に制作してもらい、紹介させていただいております。

現在開催中のイベントは、「掛井五郎の部屋」。彫刻家・掛井さんが制作した直筆Тシャツやバッヂ、CDラック、アクセサリーなどを展示販売しております。2006年2月26日まで。左の写真は、掛井さんが、マスキングテープで、ジェムアートの窓ガラスに装飾しているところ。自由で生命力あふれた表現がここでも発揮されています。

また、ТОМでは、3月18日より掛井さんの小品展「掛井五郎の動物記」を開催する予定です。今後も、ギャラリーТОМとジェム・アートは連動して、みなさんに楽しんでいただける催しを企画してまいります。どうぞよろしくお願いします。

堀内正和−アトリエのない彫刻家・酒井忠康氏レクチャー 2006年1月13日 

堀内正和氏が、小さな書斎で生み出した数々の独創的な幾何学的形態。ТОМでは、3月12日まで、この近代日本彫刻史に特異な位置を占める彫刻家の創造の秘密を、ペーパー・スカルプチュア83点によって読み取っていただく展覧会を開催中。その関連企画として、酒井忠康氏のレクチャーをおこないます。酒井氏は、長く神奈川県立近代美術館館長として数々の優れた展覧会を企画、また彫刻論を中心とした美術評論家として活動。現在は、世田谷美術館の館長に就任されています。

場所:ギャラリーТОМ
日時:2006年1月13日
費用:1,500円(要予約)

西村エリーザ嘉代子のシルバー・アクセサリー 

ギャラリーTOMの館長・村山治江がデザインしたジュエリーと、西村エリーザ嘉代子さんのシルバーアクセサリーの展示を、青山のジェム・アートで12月2日(金)・3日(土)・4日(日)に行ないます。西村さんは、彫刻家・保田春彦さんと、故・シルヴィア・ミニオ=パルウエルロ・保田さんの娘さんで、日本人ばなれした確かな造形感覚を持ちながら、誰もが気軽に身につけてみたくなる親しみ深いシルバーアクセサリーを手がけられています。ジェム・アートではいま、この展覧会にふさわしい展示スペースをとり急ぎ計画中。ディスプレイ・デザインは、エリーザさんのご主人で、アーティスト集団accademianutを主催している彫刻家の西村浩幸さんが担当されます。たくさんの方々に気軽にお越しいただきたく思っております。

ジェム・アート 〒107−0062 港区南青山6−1−6パレス青山109号
         TEL:03-3400−1271

「柚木沙弥郎 2005展」 にあわせて、『雉女房』と『Cafe Samirou』出版。 

2005年11月5日より開催の、「柚木沙弥郎2005」の展覧会に併せて、『夜の絵』と『CAFE SAMIROU』の2冊の本が出版されました。村山亜土の遺稿を、柚木さんが布によるコラージュ作品で表現した『夜の絵』。柚木さん制作の人形と旅先で出会った各国の民芸品が収められた『CAFE SAMIROU』。どちらも、ギャラリーTOMのオリジナルです。ギャラリーTOMの受付にて販売しています。

「月を見る会」2005年10月2日(日)午後17時より

「吉田喜彦・私の創りたいもの」展の関連企画として、『月を見る会』と題して、八雲琴と笙と三絃の演奏会をおこないます。奏者は、高田和子さんと豊明日美さん。
高田さんは、1986年に「堀内正和展」のオープニングセレモニーとして、おこなわれた「月を見る会」でも、中川幸夫さんが生けられたススキをバックに八雲琴の素晴らしい演奏を披露してくださいました。(左写真) →more

今回は、陶芸家・吉田喜彦さんが新しい表現に挑み創作された作品の中での演奏会となります。参加をご希望の方は、ギャラリーTOMまで、ご連絡ください。

「吉田喜彦 私の創りたいもの」2005年9月24日より

吉田喜彦花弁皿

志野、 瀬戸黒、灰釉、白化粧などの伝統的な技法に習いながらも、現代性を織り込み、独自の世界を創りだしている陶芸家・吉田喜彦さんの展覧会を9月24日より開催いたします。今回は、さらに新しい表現に挑戦され、ギャラリーTOMの空間を利用した、吉田さんの創り出すオブジェによるインスタレーション作品の展示です。
また、吉田さんは、TOMの活動にご賛同いただき、『花弁皿』(左写真)などの“うつわ”を、今回だけの特別な価格で、頒布してくださることになりました。収益の一部は、「NPO視覚障害者芸術活動推進委員会」の活動資金として使用させていただきます。 →more

「親と子の夏休み美術館ツアー」 2005年8月19日

渋谷・松涛エリアの美術館4館(Bunkamura,松涛美術館,戸栗美術館,ギャラリーTOM)で、8月31日まで開催している『渋谷・松涛、美術館巡り』。関連企画として、『親と子の夏休み美術館ツアー』がおこなわれ、8月19日、たくさんの子どもたちと、お母さんがたに、ご来館いただきました。左の写真は、当館の副館長・岩崎の解説に耳をかたむける参加者のみなさん。また、期せずして来館された、視覚障害者で自らも創作活動をしている本山さんのお話も聞くことができました。
「それぞれ違った感覚をもった一人ひとりだということを理解しあい、それぞれが感じたものを〈つかむ〉〈表現する〉」―それこそ「美術」の大切な役割なのではないか?そんなことを考えさせられたひとときでした。

加藤昭男さんのお話 2005年6月25日

「柳原義達と5人の作家」展の関連企画として、6月4日の掛井さんのお話につづき、25日には、加藤昭男さんのお話がありました。
「彫刻作品は立体で表現されている。でも案外立体としてとらえていない人が多いのではないか。“空間、表面、中身”の三つをしっかり把握しないと理解できない」。身振りをまじえながら、熱のこもったお話をされる加藤さん。話は次第に創作の真髄ともいえるほうへと進んでいきました。作家は、ものを作るとき試行錯誤をかぎりなく繰り返します。その果てに作品のほうから「こうやってくれ」とものを言い出すようになる。“人格”をもつようになる。そうなってくるとはじめて楽しくなってくる。そして作品からの言葉−信号を受けとめるには、「見てはいけない」。眼でみたらダメだ。眼で作るんじゃない―。→more

掛井五郎さんのお話 2005年6月4日

「柳原義達と5人の作家」展のオープニングにあわせて、掛井五郎さんのお話の会がありました。「それぞれの作家が作品を持ち寄って捧げる。そこには競い合いもなく、優劣もありません。こんなにすばらしい展覧会があるでしょうか」。掛井さんの熱のこもったお話がはじまると、会場は厳粛ともいえる雰囲気に包まれてきました。TOMの入り口前には、掛井さんの『ヤコブの夢』という作品が展示されています。ヤコブが見た美しい夢―天使が天上と地上とにかけられた梯子を登ったり降りたりしている―を題材にした作品ですが、そのことに話が及ぶと、掛井さんは、こう語られました。「ここに集った一人ひとりが、ほんとうは天使なのです」。→more
6月25日には、加藤昭男さんのお話があります。

マックス・アンリ・ドゥ・ラミナのエッチング

ギャラリーTOMでは、4月5日から「Hana」展の開催に併せて、マックス・アンリ・ドゥ・ラミナ氏の「ビュラン」を用いて制作した銅版画を展示します。写真製版が進歩するまで雑誌や本の挿絵は、ほとんどビュランという銅板に直に線刻する道具によって描かれていました。ビュランを駆使して銅板に自在に線を刻むには、習練と経験が必要でした。ビュランで自由に表現できるようになるには、忍耐と時間が必要だったからです。ですから、今ではビュランで銅版画を制作するアーティストはあまり多くありません。ドゥ・ラミナ氏は、ビュランを用いて制作する希少な作家の一人です。
ドゥ・ラミナ氏のこれらの銅版画は、小説家のボルヘスやアーティストのエルンストの世界から触発された、超現実的な生き物や動物であったり、あるいはまた何処にも見当たらない構造物であったりします。ビュランによるシンプルな線が、幻想的な表現を一層引き締めています。 →展示作品を見る

マックス・アンリ・ドゥ・ラミナの第2回レクチャー「こどもに伝えるアート」

ポンピドゥー・センターのマックス・アンリ・ドゥ・ラミナ氏によるレクチャー「こどもに伝えるアート」の第2回は、「シュルレアリストの夢と幻想−イヴ・タンギーの場合」と題して行なわれます。ドゥ・ラミナ氏はポンピドゥーの「こどものアトリエ」開設以降、主導的立場にたって子どもたちに現代美術を如何に伝えるかという課題に取り組み、さまざまな実験的・先駆的プログラムの研究開発をしている美術教育家です。また、同館が発行している美術図書「アートで遊ぼう」シリーズ(左写真)の著者としても知られています。今回は、20世紀最大の芸術運動ともいうべきシュルレアリスムの画家イヴ・タンギーを取り上げ、薄暮につつまれたその不可思議な世界を造形的に謎解きしていただきます。
2005年4月・5月に「こどもの城」造形スタジオほかにて開催予定です。
→詳細

俵有作さんを偲ぶ会 2005年2月19日


縄文土器から凧絵などの郷土民芸、国内外の美術品等の収集家であり、画家でもあった俵さんを偲び、大勢の方がお集まりになりました。俵さんとは四十年来の付き合いのこけし収集家・植木昭夫さんは「物が集まるのは人柄、人間の値打ちですね。俵さんの物集めは天才的でした」と語り、ガラス工芸家の小谷真三さんは「人様を喜ばせる仕事をしている貴方は成仏できるよ、と俵さんに言われたことがあります。成仏という言葉の語音が尊いように思えました。ただ古い物を見て勉強しなくてはいけないよとも言われて...」と話されました。俵さんと芹沢けい介氏との親交なども次々に語られ、俵さんの確かな眼、温かく人を育てた人柄が偲ばれました。
会の発起人でもある柚木沙弥郎さんが「性格俳優のような」と形容した俵さんの風貌は、時に厳しく見えたようですが、伸びやかで温かみのある絵、軸絵、小品の画集、絵箱やガラス絵など作家の一面をご紹介できる品々を凧展とともに併せて 展示しております。ぜひ、ご覧になっていただきたいと思います。

漆器のある暮らしを提案します

ギャラリースタッフの間では、にわかに漆ブーム。漆器の素晴らしさを、しみじみ感じています。丈夫で、意外に手入れも簡単。油にも強く、むしろ、油分でいい艶が生まれるのです。そして何より、自然の恵みと先人の知恵が融け合い、引き継がれた手作りの温もりは大きな魅力。何を盛ろうか、何を作ろうかとワクワクしてきます。五寸の曲げの弁当箱は、真っ白いご飯に梅干という懐かしの日の丸弁当にしても、優雅な感じになりました。朱塗りの盆を 大皿にして、レタスやラディッシュを盛っても新鮮。ちらし寿司の取り皿には茶たく...と一器多様。日々、使い込むほどに味わいを増す漆。漆器のある暮らしを提案します。
TOMでは、磯矢展に併せ、“朱文筵”のみなさんの作品を展示販売しています。 詳しくは→

「磯矢さんは、漆のサラブレッド」。西大由さんのお話の会(磯矢阿伎良展にて)

「磯矢さんは漆のサラブレッド。でも、展覧会に出品して褒められることなど性に合わない方で、日常の暮らしを楽しくするものを、ろくろを回し、木地から楽しんで作られた。一つ一つの作品がお人柄そのもの、何とも温かい。工芸の本質を本当に知っていらした」と東京芸術大学名誉教授の西大由さん。12日に開かれた西先生の「お話の会」では、磯矢阿伎良さんの晩年の作、漆の大桶に秋の名残の紅葉と酒肴を盛り、据えました。作り手の包容力が溢れる漆桶に人の輪が広がり、ハレの日のもの、繊細なものというイメージの強かった漆器が、とても身近に、頼もしく感じられました。
心を形にする磯矢さんお仕事ぶりを見続けた愛弟子の方々の作品展示・販売も併せて開催しています。鉢、盆、椀、皿...暮らしに温もりを添える漆器をどうぞ手にとってみてください。

「トコとグーグーとキキ」「村山知義童画集」出版記念会

2004年11月1日。柚木沙弥郎・絵、村山亜土・作「トコとグーグーとキキ」(福音館書店刊)と「村山知義童画集」(婦人之友社刊)の出版記念会が行われました。柚木さんからは、物語の舞台となっている南米のジャングルのイメージをつかむために、深大寺植物園や上野動物園まで観察に行ったエピソードなどをお話しいただきました。TOMの館長だった亜土の遺作がこんなにも鮮やかで楽しい絵本になり、スタッフ一同、感謝感激です。知義の童画集は、岩崎清さんの装丁・編集による出版で、「見たことないのに懐かしい」知義の童画世界に招かれます。

ズビネック・セカール作品集V

TOMでは、過去3回にわたって紹介してきたセカールですが、10月2日より開催の展覧会では、まだ日本では紹介されていない作品を中心に展示し、さらに深く彼の作品世界を堪能していただきたいと思います。展覧会に合わせて刊行される「セカール作品集V」では、展示作品のすべてを収録しました。寄稿していただいたドイツ文学者・池内紀さんや世田谷美術館館長・酒井忠康さん、神奈川県立近代美術館・水沢勉さんの文章は、セカールの新たな魅力の発見に最適な手引きとなるでしょう。

酒井忠康さんと岩崎清さんの対談が世田谷美術館で。

世田谷美術館の館長に本年(2004年)4月就任された酒井忠康さんと、TOMの副館長・岩崎清さん(本年5月就任)の小中学校の先生方を対象とした対談が8月13日に世田谷美術館でありました。「美術に『感動』というものを取り戻したい」という酒井さんの発言からはじまって、「作品を観たとき感じたこと、それはすべて間違いではないはず。その人が感じたことなのだから」との岩崎さんの力強い言葉に励まされながら、後半はセカールや柳原義達さんの彫刻を前に受講者が自由に感じることを述べあいました。遊びの天才=子供たちが持っている痛快な感性を育んでいくヒントが得られた充実した3時間でした。

鳥越文蔵さんによるレクチャー

9月1日〜9月26日まで開催される〈語りと映像による「女殺油地獄」〉展の最終日に鳥越文蔵さんによるレクチャーをお願いいたしました。鳥越さんは、早稲田大学文学部教授として演劇基礎資料の整理普及に取り組まれ、現在も早稲田大学名誉教授・演劇博物館顧問として後進の育成に貢献されています。また、最近は「ルネッサながと」館長に就任され近松実験劇場として近松ものの現代的な視点での上演などにも携わっています。
レクチャーは、26日の午後5時から。「女殺油地獄」を中心に近松作品の魅力についてお話いただきます。

高瀬精一郎さんによる語りの会「女殺油地獄」

本年(2004年)1月にTOMで開催した「村山知義・映像往来」では、知義の生前に交流のあった方々も来られ、貴重なお話を聞かせていただきましたが、高瀬さんもその一人。前進座の演出家として活躍され、近松ものの原文での語りの実演者としても高い評価を得ている方です。TOMで9月1日から開催される〈語りと映像による「女殺油地獄」〉では、その関連企画として毎週土曜日(9月4日、11日、18日、25日)の午後5時から、高瀬さんによる語りの会を行います。「原文では意味がわからないのでは?」と思われる方もぜひ一度その美しいリズムや趣をご体験ください。

盲学校生徒作品との出会いから作曲された細川俊夫さんの作品

TOMでは6月26日から8月15日(2004年)まで、盲学校生徒作品展「ぼくたちの作ったもの」を開催します。これは、86年から始まった展覧会で、90年には「鳥たち」というテーマで、“飛翔(自由)”ということに想像をめぐらせ制作された作品を展示しました。それらは、TOMに来館された作曲家・細川俊夫さんの琴線に触れ、「鳥たちの断章」という曲が生み出されました。この曲は、宮田まゆみさん、ベルント・アスムスさんによりギャラリーTOMで初演されましたが、このたび“津田ホール”における宮田まゆみ&鈴木俊哉デュオ・コンサートにより演奏されます。6月23日(水)午後7時開演。
津田ホール・ホームページ
http://tsudahall.com
宮田さんは、世界的に知られる「笙」奏者。ジョン・ケージ、クラウス・フーバーなどの現代作曲家の新作を数多く初演されています。また、鈴木俊哉さんはリコーダーという楽器の枠を大きく飛び越え、新しく力強い表現力により観客を驚嘆・魅了しつづけている方。このお二人の演奏により「鳥たち」はどんな飛翔を見せてくれるでしょう。

ズビネック・セカール彫刻展

日本で初めてズビネック・セカールの作品を紹介したTOM。虚しさや孤独ととことんまで向かい合い、また、だからこそ持ちうる存在への優しいまなざしから生み出された作品群。それらに魅せられた方々によりセカール展実行委員会が発足、「スペース・デネガ」(弘前市)で彫刻展が開催されることになりました。会期は2004年7月23日〜8月18日。8月7日には、同会場にて池内紀さんの講演があります。くわしくは、下記ページへ
http://www.harappa-h.org/sekal.htm
尚、ギャラリーTOMでも本年10月〜11月、まだ日本では紹介されていないセカール作品をウィーンから取り寄せ展覧会を開催します。

山口昌男 連続対談第2回は、水沢勉さんに決定。6月5日午後6時半より。

山口昌男連続対談「村山知義は如何にして作られたか」第2回のお相手は、神奈川県立近代美術館の水沢勉さん。水沢さんは、TOMで2001年に開催された「ようこそ!村山知義です」展でゲスト・キューレーターとしてお招きし構成していただいた方。またドイツ語圏の近現代美術に造詣が深く、「モボ・モガ1910-1935」(1998年)など話題の展覧会を多数企画されています。1922年にベルリンに渡った知義は、当時の新興美術を吸収して日本に帰国後、自ら提唱した「意識的構成主義」を掲げて震災後の東京を舞台に八面六臂の活躍をしました。しかし、それらは水がひくように2・3年で終息し、演劇界へと活動の場を移していきます。他ジャンルを往来し「すべての僕が沸騰する」知義。彼は如何にして作られたのか?水沢さんならではのお話が楽しみです。(要予約)

柚木沙弥郎 展 オープニングにたくさんの方々がいらっしゃいました。

柚木沙弥郎さんの展覧会のオープニングが、4月10日と11日に催されました。染色の大家であるにもかかわらず、まったく新しい表現にチャレンジされた柚木さん。開催前夜遅くまで作品の設置場所を移動したり、新しい作品を追加したりで、建築家内藤廣さん設計のTOMの特色ある空間をフル活用。ちょっとほかでは観ることができない楽しい展覧会になりました。
6月20日まで開催しています。

柚木沙弥郎さんのホームページ
http://www.samiro.net/

 

2004年4月3日 山口昌男連続対談「村山知義は如何にして作られたか?」

以前より村山知義の伝記を書きたいと考えておられた山口昌男さんは、TOMで1月〜2月に開催された「村山知義・映像往来」にお越しになられたとき、その決心を固められました。ただ、ご病気から回復されたばかりでもあり、まずは連続対談という形で村山知義像を明らかにしていきます。題して「村山知義は如何にして作られたか?」
第一回は、大正・昭和初期のアヴァンギャルド芸術研究のバイブルともいえる「大正期新興美術運動の研究」を書かれた五十殿利治さん。対談の中心は、「知義にとって東京という都市空間はどのようなものであったのか」と「村山知義とユーモア」。また、実際に知義と仕事をしていた方々数人より、村山知義像をお話していただきました。
対談の内容は、文芸誌「すばる」に連載されます。第二回は6月中旬の予定。

鉄を使用して作品を制作する柚木さん。

TOMで4月13日より行われる展覧会では、染色の世界で活躍する柚木さんが、新たな領域にいくつかチャレンジします。左の写真もそのひとつ。村山亜土の遺作に登場するオニオオハシの「トコ」を、鉄を使用して制作しています。そのほか、植物(アダン)や原毛などの素材で作られたキャラクターたちが、あざやかな布のジャングルを背景にしてTOMの空間に構成されます。どんな展覧会になるのでしょう。
なお、「トコとグーグーとキキ」は、福音館書店から本年10月ごろ発刊予定です。

柚木沙弥郎さんの作品集が出版されます。
柚木沙弥郎さんの作品集
TOMで2004年4月より開催の柚木さんの展覧会に合わせて作品集が出版されることになりました。藤本こうさんの詩やズビネックセカールの彫刻とのコラボレーションなど、意欲的に新しい表現を追及している柚木さんをここでもご覧いただけると思います。
イタリアのユニークな彫刻家リカルド・パーニの展覧会開催に伴い、MMGの益田祐作さんのレクチャーが3月5日の午後6時から行われます。
MMGの益田祐作さんのレクチャー
MMGは、フランス屈指の版画工房「ムルロ工房」と技術提携を結び、東京麻布に設立した日本最初のフランス・システムのリトグラフィ版画工房。益田さんは、そちらの主宰者です。美術評論家としても活躍されたこともあり、多くの作家との交流の中から肌で感じたことなど興味深いお話も聞くことができると思います。
04年1月17日、「村山知義・映像往来」展レクチャーで、岡田一男さんと田中眞澄さんの対談
岡田一男さんと田中眞澄さんの対談
2004年は、TOMの生みの親でもある村山知義の映画の仕事をまとめた展覧会でスタート。初日の夕、知義とは生涯にわたって交流があった岡田桑三さんのご子息岡田一男さんと田中眞澄さんの対談がありました。一男さんが少年時代に実見した知義の印象など貴重なお話を伺うことができました。2月8日(日)には、神奈川県立近代美術館の水沢勉さんにお越しいただき、新興美術運動の最中での知義と映像との関わりなどを伺います。
岩崎清さんのレクチャーにブルーノ・ムナーリの彫刻登場 11月1日
岩崎さんレクチャー
現在開催中の「彫刻に近づくためにU」に関連して、今回も岩崎清さんにレクチャーをしていただきました。「こどもの城」の造形事業部長だった岩崎さんは、「日本ブルーノ・ムナーリ協会」の代表でもあり、特別に、ムナーリの自由に形を変える彫刻や、「旅行のための彫刻」などを持ってきてくださいました。また、このたびも素敵なお客様にたくさんお越しいただき、前回にも増して楽しいひとときを体験することができました。その模様をちょっとご紹介しますね。
次回11月21日におこなわれるレクチャーには、TOMの建築設計者内藤廣さんが登場します。
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国際ソロプチミスト東京-青山の主催で、長倉洋海さんの写真展・トーク
長倉洋海写真
実業界で活躍する女性、専門的職業をもつ女性で組織する世界で最大の奉仕団体「国際ソロプチミスト」が主催する長倉洋海さんの写真展とトークが開催されます。アートウェッブハウス青山スタジオで2003年11月11日から11月15日まで。トークは11月11日の午後6時から(要予約)です。TOMもこの団体に所属されている方にいつも点字のキャプションをおねがいしています。くわしくは長倉洋海さんのホームページでも紹介されています。
http://www.h-nagakura.net/
柚木沙弥郎さん・画、村山亜土・作の「トコとグーグーとキキ」出版決定
トコとグーグーとキキ
福音館書店から出版されることがきまった「トコとグーグーとキキ」。左の写真は、絵本で使われる柚木さんの原画です。写真では鮮やかな色合いがわかりませんが、型絵染の手法を利用した味わいのある楽しい絵本の完成が待ちどおしいです。4月の展覧会にあわせて発売される予定です。
小津安二郎とともに―「東京の宿」合評会での写真発見
東京の宿
「村山知義・映画往来」展のために映画史研究家の田中眞澄さんにお願いして、TOMに残されている知義関係の資料を調査していただいてますが、小津研究の第一人者でもある田中さんが、いままで見つけることができなかった「東京の宿」合評会の写真を知義のスクラップブックから発見してくれました。これらの珍しい資料などの展示を予定しています。2004年1月17日〜開催予定です。→村山知義へ
神奈川県立近代美術館 葉山館オープン
神奈川近代美術館
10月10日、神奈川県立近代美術館・葉山館のオープニング・レセプションへ行ってきました。鎌倉の鶴岡八幡宮境内に日本で最初の近代美術館として1951年に開館以来、多くの美術ファンに愛され続けてきた同美術館ですが、葉山館を加えてさらに充実した美術活動をおこなっていくとのこと。また、多くの優秀な研究者を生み出していることも、よく知られています。TOMで2001年に開催した「ようこそ村山知義です」展は、こちらの学芸員の水沢勉さんにキューレーションしていただきました。それはさておき、これだけ周囲の景観に恵まれた美術館はめずらしいのではないでしょうか。あんまり美しい景色なので、何枚か写真をUPしておきました。左の写真は、レセプションの模様を館内から見ている柚木沙弥郎さんとTOMの村山です。MORE

村山知義の「新選組」が復刊
書籍『新撰組』
1937年に河出書房から刊行された「新選組」が、TOMではお馴染みの岩崎清氏の装丁で10月中旬ごろ復刊されます。この小説は、同37年に前進座とP・C・Lにより映画化され、さらにトーキー連鎖劇としても上演されました。この「新選組」の映画も来年の「映画往来」展で一部公開予定です。TOMで販売します。
東京シネマ作品「尾瀬」「鋳物の技術」がクリーンな画像で復活
東京シネマ
1950年代に、カラーによる優れた科学映画を製作し数々の賞を与えられた東京シネマ作品。設立者の岡田桑三氏と知義とは1922年のベルリンで出会って以来、生涯を通じて交流を重ねました。TOMで来年開催する「映画往来」では、知義が映画の中で絵画を手がけた作品「鋳物の技術」と「尾瀬」を桑三氏のご子息岡田一男氏のご尽力によるクリーンな画像で公開します。左の写真は、知義のスクラップブックに貼られていたその当時のものと思われる写真で、一番右から岡田桑三氏、岡田一男氏、蔵原惟人氏、一つ飛んで村山知義です。
東京シネマ新社のホームページ
http://tokyocinema.net/
戦前の傑作アニメ「三匹の小熊さん」がDVD化決定。
3匹の小熊さん 知義・籌子のコンビで絵雑誌「子供之友」に連載された「三匹の小熊さん」は1931年に線画映画として公開されていました。その幻の傑作アニメがDVD化され、紀伊国屋書店と婦人之友社から発売されます。また、これらは、TOMで来年1月から開催される「村山知義・映画往来」でも上映し、関係資料なども公開する予定です。なお、ナレーションは佐藤オリエさんが担当。先日、スタジオでの録音に立ち合わせていただきましたが、無理な抑揚を付けない自然な語りがこのアニメにピッタリでした。TOMでも販売します。
「俵有作 展」に青森県立八戸盲学校のみなさんが(9月10日)
八戸盲学校
8月6日から開催の俵有作さんの展覧会へ八戸盲学校のみなさんがいらっしゃいました。俵さんのご好意でコレクションされている各国の民芸品を展示していますが、盲学校の生徒さんは、その不思議な形や味わいを手で思う存分楽しんでくれました。アフリカの太鼓で名演奏したりエチオピアの宗教儀式で使われた椅子に座って司祭になったり。インドのリンガ(ご神体)の前では、なにやらお祈りを始め、そばへ寄って聞いてみると「ジェットコースターへ乗れますように」―ですって。 MORE
岩崎清さんのお話「彫刻に近づくために」(8月9日)
レクチャー彫刻に近づくために
8月9日、岩崎清さんに彫刻についてのお話をしていただきました。あいにくこの日は台風が接近していたため参加者は十数人でしたが、出品の協力をしてくださった彫刻家・加藤昭男さんや堀内淳子さん(堀内正和氏夫人)、当館で来年展覧会を開催予定の柚木沙弥郎さんもお越しくださり、楽しいひとときを体験することができました。
岩崎さんは、「彫刻とは何ぞや?」ではなく、「どう感じるだろう?」というところから話を進めて、自由に感じたり発見したりしながら作品に近づいていき、興趣あふれる彫刻の世界へと私たちを案内してくださいました。
長倉洋海写真展〜微笑み〜終了
微笑み展
  長倉洋海写真展を7月27日に終了いたしました。当ギャラリーでは近年体験したことのないほどたくさんの方々にご来館いただきました。誠にありがとうございました。左の写真は、最終日にたくさん来てくれた子どもたちと長倉さんのショットです。子どもたちの中には、アフガニスタンから来た子がいて、マスードやアフガンの写真を見て泣き出してしまい、長倉さんが、ペルシャ語で語りかけて励ます一幕もありました。子どもたちは、長倉さんにとって一番の友だちなのかもしれません。また、今回の展覧会では、長倉さんが何度も来てくださり、展示をどんどん変更したり増やしていったり「成長していく展覧会」でした。MORE

「彫刻に近づくために」 彫刻に触れて楽しもう
 

8月20日までTOMコレクションを展示しております。1984年に「視覚障害者のための手で見るギャラリー」として開館したTOMですが、錬、亜土の逝去などから一時期閉館という話もでていました。それでも、心ある方々の暖かいご協力もありまして、まだまだこれからも皆さんに楽しんでいただける企画をどんどんと催していく予定です。そこで今回はTOMの原点に立ち帰りまして、視覚に障害のある方々に彫刻の魅力、素材の面白さを触って体験していただく展覧会を企画いたしました。おかげさまで連日、視覚障害の方々に来館いただいております。右の写真は、3日にいらした方が手で鑑賞されている様子です。もちろん晴眼の方々もご遠慮なくいらしてください。
また、8月9日の5時半から、岩崎清さんのお話もありますのでこちらのほうもどうぞ。

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