オメロ触覚美術館の実践活動

2014/8/2Sat.

18:30-20:30

会場:こどもの城11階会議室

講師:アナリザ・トゥサッティ(オメロ触覚美術館学芸員)

参加費
2,000円(イタリア語通訳付き)定員50名

 

 

「手は何を見ることができるのか」を追求して、触図や触察本の開発と共に、視覚障害者のアクセスビリティに関する連続講演会を開催してまいりましたが、9回目の今年はイタリア国立オメロ視角美術館の活動を紹介致します。視覚障害が美術体験出来るイタリア唯一の場所として、1993年に開館したこの美術館については2008年に創設者(全盲)による運営理念などの講演を行いましたが、今回は視覚障害者をはじめとする全来館者に捉している触覚体験について、先駆的な事例をあげながら紹介していただきます。昨今、わが国でも各美術館、博物館が差別化を越えて「視覚障害者と健常者がともに美術鑑賞できる」ワークショップを手探りで実践しています。こうした状況のもとオメロ触覚美術館の実践活動は、日本の美術館のみならずさまざまな文化施設に従事する方々や教育普及担当者に有意義な実践の参考となるものです。 この講演会は、横須賀美術館(8月3日)と世田谷美術館(8月6日)でも開催されます。 詳細は各美術館にお問い合せ下さい。